卵殻膜の効果とは?東大の研究論文をわかりやすく解説!

古くからキズに効果があるとされていた卵殻膜ですが、そのメカニズムは分かっていませんでした。
しかし東大とアルマードの研究で、卵殻膜のパワーによって肌が修復されることが世界で初めて証明されたのです!東大の研究によって明らかになった卵殻膜の効果を分かりやすく解説します。

 

卵殻膜の効果とは?

卵の殻の内側にあるわずか0.07mmの薄い膜のことを卵殻膜といいます。

親鳥から何の栄養をもらわなくても、温めているだけで元気なヒヨコが生まれてくるのは、この「卵殻膜」によって守られているからです。

 

この卵殻膜には傷を治すパワーがあるとされ、中国の薬学書「本草綱目(ほんぞうこうもく)」にも、その効果のことが書かれています。

卵殻膜のことが中国から日本に伝わったのは江戸時代のことです。

ケガが日常茶飯事のプロレスラーや相撲部屋で使われているように、”生活の知恵”として現代でも卵殻膜のパワーは受けつがれています。

 

卵殻膜の効果を東京大学とアルマードが共同研究

卵殻膜は手に入りやすい天然の素材であり、工業製品に応用されたり、化粧品やサプリメントの原料としても使われていますが、健康への効果については明らかにされていませんでした。

そこで2008年、東京大学アルマード社がタッグを組み、

先端科学を使って卵殻膜のメカニズムを解明する共同研究プロジェクトを立ち上げました。

 

そして東京大学とアルマード社は、

卵殻膜には細胞が自分から正常な状態に戻るよう働きかける効果がある

ことを初めて証明!

この研究結果は、2011年5月にヨーロッパの学術専門ジャーナル「Cell & Tissue Research(組織と細胞)」のオンライン版・誌面版に掲載されました。

その後も皮膚の若返りや肝臓など、卵殻膜がもたらす健康効果を次々に解明しつづけています。

 

卵殻膜についての研究論文をわかりやすく解説!

東京大学とアルマード社が共同研究し、専門誌に掲載された研究は、

卵殻膜が3型コラーゲンを増やすはたらきがあることを細胞レベルで世界で初めて証明したものです。

 

古くから中国などアジアで傷の治療に使われてきた卵殻膜は、

強い繊維状のつくりになっていて、水にも油にも溶けないという難しい性質をもっています。

そのため研究がとても難しかったのです。

そんな中、大手食品メーカーが開発した加水分解された卵殻膜により、その問題が解決。

東京大学とアルマード社は、卵殻膜がどのように傷を治したり、体を健康に保ったりするのかを研究しました。

 

 

ヒトの体は細胞で出来ています。

年齢とともに細胞の修復機能もだんだんと下がっていきます。

紫外線など日々のダメージが少しずつ溜まっていくため、傷の治りが遅くなったり、傷あとが残りやすくなったりしていくのです。

 

東京大学の研究で、卵殻膜によって傷が治っていく初期に増える成分・・・特に、3型コラーゲンが増えることが分かったのです!

3型コラーゲンは傷が治っていく初期に増え、やがて1型コラーゲンに置きかわって傷が治ります。

卵殻膜がキズを治すパワーがある、というのは
この3型コラーゲンを増やすはたらきがあったからなのです。

 

さらに、卵殻膜が皮ふを支える線維芽細胞にはたらきかけ、線維芽細胞がコラーゲンを作って分泌している、ということまで確認されています。

線維芽細胞は皮ふを支える役割をもっているので、この細胞のはたらきが活発になると肌のハリ・弾力がアップする、ということになります。

ざっくりいうと・・・

 加水分解卵殻膜
    ↓
 線維芽細胞のはたらきが活発化 
    ↓
 3型コラーゲンなどが増加
    ↓
 肌のハリ・弾力性がアップ!

ということ。
卵殻膜が美肌をつくる、ということが証明されたのです!

 

卵殻膜が秘めている可能性

卵殻膜は世界中のどこでも簡単に手に入れることができます。
化粧品に限らず、食品や医療などさまざまな分野で活用できる可能性をもっています。

対処療法ではなく、細胞レベルではたらきかけて根本的な改善や修復を促すことができます。

卵殻膜には3型コラーゲンを増やすはたらきがあることが分かりました。

それ以外にも2014年には、卵殻膜が肝機能を改善する効果あると論文発表されています。

東京大学やアルマード社の研究によって、今後ますます卵殻膜のパワーが明らかになっていくのが楽しみですね。

 

<参考文献>

東京大学とアルマードの論文共同リリース
https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400008499.pdf

アルマードと東京大学の共同研究
https://www.almado.jp/rankakumaku/development.html